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0904

三越劇場へ奥山眞佐子さんの一人芝居「一葉日記そして大つごもり」を観に行った。

樋口一葉の作品はたしか国語の教科書に載っていたはず。

だけど、学校が週休2日制を導入して授業数が少なくなったためか、樋口一葉や夏目漱石などの作品が教科書からきえた、、のかな?消える、、、のかな?

そういう事情もあって、奥山さんは 樋口一葉の作品を19年一人で演じてきた。

大つごもり

年末。お峰が実家の借金の肩代わりを奉公先の奥さんに申し出ると、了承してもらえたのだが、いよいよ借りようすると奥さんは不機嫌になり「きいてない」といって芝居を見にいってしまう。借り入れるタイミング逃してしまったお峰は、引き出しの中にあった二十円から二円だけこっそり盗み実家から金を受け取りに来た三之助に渡す。そこに放蕩息子の石ノ助が帰っきて相変わらず親に金の無心をしている。主人は彼に五十円を渡し、出ていくように言う。

大つごもり(大晦日)の大勘定で、奥さんから引き出しの中にある金をもってくるようにいわれたお峰は自分が盗んだことがとうとうばれてしまうと自害を決意する。だが、引き出しの中をみると、金は全額なくなっており、石ノ助が書いた「引き出しの中の金も拝借」という手紙が一枚。帳場では石ノ助が引き出しの金まで丸々持って出て行ったのだろうということになり、お峰が盗んだ二円についてはばれずに終わる。実は石ノ助は、貧しいお峰が引き出しから二円を盗むところを目撃しており、彼女に同情した石ノ助は彼女の罪をかぶって全額持ち出したのだ。お峰にとっては石ノ助が仏様にみえ、彼が去った方へ手を合わせた、という話。

※最後のオチはこういう美談だったか、単なる偶然だったか原作読んでないのではっきりしません。でもどっちのオチでも素敵です。


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