リリー松岡
まあ、「男はつらいよ」は、うちの父親母親が好きで、テレビで放映されると知れば、 茶の間に家族集まって必ず見てたもの。 メインストーリーよりも、毎回同じパターンで繰り広げられる寅さんとおいちゃん、おばちゃん、さくら、ひろし、タコ社長とのドタバタ会話と、寅さんが旅先でのロマンスを情緒フルに語り、それをみんなでうっとり聞くシーンがとても好きでした。 みんなに心配かけながらも何故か憎めない寅さん、素直で、心がほっこりあったかい寅さん。 そんな寅さん像が私の頭の中にあるのです。
というわけで先日すごく久しぶりに観たんだけどね。
寅さんてクズだよな。 各マドンナとの恋愛模様の話はほとんど覚えてないけど、 ドサ回りの歌手リリー(朝丘ルリ子)とのロマンスは、大好きな話です。 お互いがお互いしかいないとわかっていながら、つまらないプライドや不器用さ、タイミングの悪さが邪魔して、素直に相手の胸に飛び込めない。 だけど再会すると何事もなかったかのように、またお互いの存在の大きさをを再認識する二人にやるせなさを感じつつキュンとしまうのです。 特にリリー3部作のの「寅次郎ハイビスカスの花」では、そんな二入の気持ちが強く表れる作品です。 リリー「私たち夢をみていたのよ。きっと。ほら、あまりにも暑いからさ」
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